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特定技能とは?
中小・小規模事業者をはじめとした人手不足は深刻化しており、 我が国の経済・社会基盤の持続可能性を阻害する可能性が出てきているため、 生産性向上や国内人材確保のための取組を行っても、 なお人材を確保することが困難な状況にある産業上の分野において、 一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れていく仕組みです。
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日本語レベルは?
国内外で実施される
・ 技能試験(➀介護技能評価試験)並びに
・ 日本語試験(➁国際交流基金日本語基礎テスト[JFT-Basic]又は日本語能力試験[JLPT]N4以上)
に合格する必要があります。
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介護職の特定技能は?
特定技能の介護職は、上記
・ 技能試験(➀介護技能評価試験)
・ 日本語試験(➁国際交流基金日本語基礎テスト[JFT-Basic]又は日本語能力試験[JLPT]N4以上)に加えて
・ ➂介護日本語評価試験に合格する必要があります。
介護の技能実習2号を良好に修了した者については、上記試験は免除されます。
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受け入れられる人数は?
1号特定技能の場合、建設、介護以外に 人数制限はありません。
建設の場合、特定技能所属機関の常勤の職員(外国人技能実習生、外国人建設就労者、1号特定技能外国人を除く。) の総数まで
介護の場合は、事業所単位で、日本人等の常勤介護職員の総数まで
と規定されています。
5
出国までのプロセスは?

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対象職種は?
経済産業省管轄で3分野44作業
農林水産省管轄で4分野 6作業
国土交通省管轄で5分野21作業
厚生労働省管轄で2分野 2作業
経済産業省管轄


製造分野特定技能1号評価試験(溶接以外)の技能試験が2020年3月21日22日にフィリピンマニラで実施予定でしたが、 コロナの影響により、中止になりました。次回の予定は未定です。
農林水産省管轄
農業 | ・・・ | 耕種農業全般、畜産農業全般 |
漁業 | ・・・ | 漁業、養殖業、収獲(穫) |
飲食料品製造業 | ・・・ | 飲食料品製造業全般 |
外食業 | ・・・ | 外食業全般 |
農業分野特定技能1号評価試験の予約受付がフィリピンで2021年6月1日より再開されました。
国土交通省管轄
建設業 | ・・・ | 型枠施工、土工、内装仕上げ/表装、左官、屋根ふき、コンクリート圧送、電気通信、トンネル推進工、鉄筋施工、建設機械施工、鉄筋継手 |
造船・舶用業 | ・・・ | 溶接、仕上げ、塗装、機械加工、鉄工、電気機器組立て |
自動車整備業 | ・・・ | 自動車の日常点検整備・定期点検整備・分解整備 |
航空業 | ・・・ | 空港グランドハンドリング(地上走行支援業務,手荷物・貨物取扱業務等)、航空機整備(機体,装備品等の整備業務等) |
宿泊業 | ・・・ | フロント・企画・広報・接客・レストランサービス等の宿泊サービスの提供 |
厚生労働省管轄
介護 | ・・・ | 身体介護等(利用者の心身の状況に応じた入浴,食事,排せつの介助等)のほか,これに付随する支援業務(レクリエーションの実施,機能訓練の補助等)(注)訪問系サービスは対象外 |
ビルクリーニング | ・・・ | 建築物内部の清掃 |
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費用について?
1. 技能実習 3 年(随時3級保有)または 5 年修了し、 比へ帰国の場合。
→送り出し準備に要する 初期費用5 万円と 航空券代(実費、片道)、 管理費5,000 円(就労期間×月額)。
2. 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)またはN4以上の日本語能力試験、技能試験を比で自力で受検、合格の場合。
→初期費用5万円と 航空券代(実費、片道)、管理費 5,000 円(就労期間×月額)。
3. 日本語試験と技能試験の受験準備(6カ月以上)をPEA、さくら日本語学校で行い、合格させる場合。
→初期費用5万円と 航空券代(実費、片道)、教育費 10 万円、管理費 5,000円(就労期間×月額) 。
4. 技能実習 3 年または 5 年修了(随時3級保有) のため JFT-Basic または日本語能力試験は免除。
技能試験の受験準備(2カ月前後)をPEA、さくら日本語学校で行い、合格させる場合。
→初期費用5万円と 航空券代(実費、片道)、教育費5万円、管理費 5,000 円(就労期間×月額)。
5. 日本在住のまま、在留資格を技能実習や高度人材、留学などから特定技能へ移行する場合。
→初期費用5万円(書類作成費、強制保険料) と 管理費 5,000 円(就労期間×月額)。
6. 日本在住の特定技能者が就労先を変える場合。
→初期費用5万円(書類作成費、強制保険料)と 管理費 5,000 円(就労期間×月額)。
2021年4月1日現在